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ディズニー こころをつかむ 9つの秘密 [書評]

ディズニー こころをつかむ 9つの秘密」というマーケティング本の書評です。東京ディズニーランドは、97%がリピーターという驚異的なコンテンツ。このコンテンツを生み出して、育ててきたマーケッターさんの哲学の片鱗に触れることができる良本です。

この記事では、「ディズニー こころをつかむ 9つの秘密」の中で特に印象に残った点を幾つかピックアップしていきます。

存在価値「夢の国であること」に徹底的にこだわる

この本では、「夢の国であること」について一貫して書かれています。これは、ディズニーランドを訪れたお客さんが日常を感じないようにすることに徹底的にこだわっているということです。そうすることで、東京ディズニーランドの「存在価値」を高め、お客さんの「共感・感動」を生み出し、「ファン」を惹きつけているそうです。

他にも例えば、「プレスリリース」をそのまま記事にできるほどのクオリティにしたいり、1メディアに1人の広報を置くなど、広報活動にもゼッタに手を抜かずにいるなど「徹底的なブランド・イメージへのこだわり」を大切にしているそうです。

開業前に40回の「プレビュー」で徹底的にクオリティを高めた

これこそまさに「トライ&エラーによる改善」。この誰にも真似できないほどの地道な作業を繰り返すことで、高いクオリティを実現しているんだと実感。また、行うことに対して常に「ロジック」を持つことについても書かれていました。そうすることで自分たちのトライの質を高めて、成功した時の仕組みづくりに活かしてきたそうです。

人を集める方法は「商圏・曜日などカテゴリ」を分けて考える

ディズニーランドでは、「日帰りのエリア・宿泊が必要なエリア・富裕層を中心に来場が見込めるエリア」の3種類に商圏を分けていたそうです。この対象エリアは、業界の慣例ではなく、ディズニーランドのバリューをベースに考えたことで大成功させたそうです。また、入場者を365日に分けて考えることで、1日1日の集客のアイデアを考えていたそうです。どちらも「シンプルだが的確なカテゴライズ」をすることでマーケティングの精度を向上させている好例だと思います。

リピーターを獲得するために地道な取り組みを積み重ねる

ディズニーランドでは、リピーターを獲得するために次のようなことを実施しているそうです。

* アトラクションの追加や、ディスプレイの定期的な変更など、「常に変化させる」
* すべてのお客さんを「VIP」として接する
* アニバーサリーによる「モノのプレゼント」を行う
* 会員組織を幾つかに分けることで、「カテゴライズと優越感」を演出する
* コアなファンが楽しめる「遊び方」を作りこんで、紹介する
* 「リサーチ」を専門にする人員を配置して、常に改善点を探しだす
* 季節ごとの「イベント」を作りこんでリピーターを呼び込む

ディズニーランドがいかにリピーターを大切にしているか、地道な作り込みをしてきたかが如実に分かる項目ばかりです!

シンプル・常識にとらわれないアイデアと緻密なリサーチの組合せ

常識にとらわれないアイデアを、「笑い」ながら発想するといった取り組みと、そレによって生まれたアイデアに対して緻密なリサーチを行うことで、質の高いアイデアを生み出してきたそうです。

あとがき

ディズニー こころをつかむ 9つの秘密」で特に印象に残った点は以上です。扱うコンテンツの質は違うにせよ、ベースの発送はリーン・スタートアップのようなWeb・スマホサービスの開発にも通じる箇所が沢山あると思います。具体的な内容も多くて読みやすいのでお時間があれば、ぜひ手にとって見てください!

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