Rails 5.1でfog + CarrierWaveを使い、AWS S3に画像アップ


fog』はRubyのクラウドサービス向けのライブラリ(RubyGem)です。このfogと「CarrierWave」を使うと、ユーザー向けの画像アップロードフォームからS3への画像アップロードが、超簡単に実装できます!


🐰 AWSでアクセスキーとシークレットキーを取得

IAMの作成手順は「S3用のIAMの作成」を参照してください。

🍄 S3のバケット作成

S3のバケット(Bucket)を作成します。まずはS3を選択。

AWS S3コンソール

S3でバケットを作成します。バケット名はさきほどIAMで設定したのと同じものを設定してください。

AWS S3 バケット作成

😀 CarrierWave + Railsの基本実装

CarrierWave + Railsでの実装例は『CarrierWave + Rails画像アップローダー』をご参照ください。ここでは、上記の実装まで完了している前提で、fogを組み込む部分を中心に説明を書いていきます。

🎃 fogの導入(gem)

Gemfileに以下を追加して、bundle installを実行。

gem 'fog'

🍣 アップローダー(xxx_uploader.rb)の実装

uploaders/xxx_uploader.rbを次のように変更します。

# 初期設定
storage :file
# ↓ 以下のように変更
storage :fog

🐠 CarrierWave設定ファイルの実装

config/initialize/carrierwave.rbのファイルを作成して次のように記述します。ACCESS_KEYとSECRET_KEYは「AWSでアクセスキーとシークレットキーを取得」で取得したものを貼り付けます。リージョンは『Regions and Endpoints - Amazon Web Services』を参照。ちなみに東京リージョンならap-northeast-1です。config.fog_directoryconfig.asset_hostには、S3のバケットの名前を入れます。

CarrierWave.configure do |config|
config.fog_credentials = {
provider: 'AWS',
aws_access_key_id: ENV['AWS_ACCESS_KEY_ID'],
aws_secret_access_key: ENV['AWS_SECRET_ACCESS_KEY'],
region: ENV['AWS_REGION'],
path_style: true
}
config.fog_public = true
config.fog_attributes = {'Cache-Control' => 'public, max-age=86400'}

config.remove_previously_stored_files_after_update = false

config.fog_directory = ENV['AWS_S3_BUCKET']
config.asset_host = ENV['AWS_S3_URL']
end
# 日本語の文字化けを防ぐ
CarrierWave::SanitizedFile.sanitize_regexp = /[^[:word:]\.\-\+]/

🎂 環境変数

これで画像がS3にアップロードされるようになるはずです。

🏈 参考リンク

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