MarvericksにRailsのモダンな開発環境を構築するまでの一連の手順をまとめました。(あとは統計解析の勉強中なのでRやRStudio関係もインストールされますw)開発環境には好みがあると思いますが、Macを新しく買ったり、OSを再インストールした時などは良かったら使ってください!
🍣 オススメ記事
Mac OSX をクリーンインストールしてからの環境構築メモ
手順の書き方がよりわかりやすく、抜け漏れが少ないのがいい。
MacBookAirで使っている便利ツール
網羅的にまとめられている記事。すばらしい。
😼 Xcodeのインストール
XCode
Mac App StoreからXcodeをインストール。(Marvericksでは必須ではないかも)
同じく必須ではないかもですが、コマンドラインからのライセンスの同意。
sudo xcodebuild -license |
😎 Homebrewのインストール
Homebrew
ターミナルに次のコマンドを入力してインストール。途中で聞かれる、XcodeのCommand LINE Toolもインストール。
ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" |
🐮 Gitのインストール
ソースコードのバージョン管理のしくみである『Git』の初期設定のコマンドを実行。このユーザー名と、メールアドレスはGit内で使われるだけなので自由に設定してください。
brew install git |
Gitソースコードの管理から除外するファイル.gitignore
を作成します。
git config --global --add core.excludesfile "$HOME/.gitignore" |
これで~/.gitignore
に常にコミットしないファイルを登録できるようになりました。
たとえばJetBrains系のアプリケーションを使っている場合は開発フォルダに/.idea/*
といったファイルが自動生成されます。そのような場合は、まずvimで~/.gitignore
を開きます。
vim ~/.gitignore |
ファイルを開いたら、/.idea/*
を追加します。
/.idea/* |
GitHub用のパスワードをあらかじめ登録。vi ~/.netrc
で以下を追記。
machine github.com |
🐝 Zshの設定
GitHubで盛り上がっているskwp/dotfilesを手順にしたがってインストール。
次のautojumpをインストール。
brew install autojump |
vim ~/.zshrc
で次の内容を追加。
# alias |
で設定を反映。
source ~/.zshrc |
このdotfiles
は頻繁に変更されているようなので次のコマンドで定期的にアップデートすると捗ります!
cd ~/.yadr |
もしcolorschemaを変更したい場合は次のファイルのcolorschema
の部分をいじってください。
vim ~/.yadr/vim/settings/yadr-appearance.vim |
🎃 Homebrew Caskでインストール
Homebrew Cask
コマンドラインからアプリケーションをインストールできるツール。今回は僕の普段インストールしているBrewfileをGitHubにあげておきました。 => morizyun/homebrew-cask-brewfile
git clone https://github.com/morizyun/homebrew-cask-brewfile.git |
🎂 iTerm2の設定
Mac - iTerm2上で256色のvimを使う
iTerm2でvimの256色表示をできるようにする。
🚜 Sublime Text2のパッケージ追加
Package ControlView > Show Console
からコピー&ペーストしたコードを実行。Sublime Text2に簡単にパッケージを追加できるようにするためのツール。
MarkdownEditingCMD+SHIFT+P > install package > MarkdownEditing
マークダウン用のパッケージ。これがないと生きていけないw
🎉 Google日本語入力のインストール
Google 日本語入力
僕の環境では、Homebrew Caskからだとうまくデフォルトになってくれなかったです。
もし同様の場合はパッケージを手作業でインストールしなおしてみてください。
🐯 MySQLの設定
ここからは日本のWebサイトでよく使われているオープンソースのデータベース『MySQL』の設定手順。(Homebrew Caskでインストール済)
インストールが完了したら次のようなコメントがでます。
(バージョンによって多少変わる可能性あり。自分の環境での表示を優先)
brew info mysql |
次にMySQLを起動時に自動でSTARTさせるための設定をします。
まず、次のコマンドを実行して自動起動用plistをコピー。
ln -sfv /usr/local/opt/mysql/*.plist ~/Library/LaunchAgents |
次にコピーしたplistは常に起動するように設定されているので、stopで終了できるように修正します。
まずは次のコマンドでファイルをvimで開きます。
vim ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql.plist |
ファイルを開いたら
となっている部分を
に変更します。
|
次に、自動起動の設定をします。
launchctl load -w ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql.plist |
もしplistを修正して再読み込みさせたい場合は次のコマンドを実行してください。
launchctl unload -w ~/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql.plist |
次にMySQLのroot(管理者)のパスワードとTestDBの削除等を対話形式で行います。
mysql_secure_installation |
以下は僕の設定です。
Set root password?(rootパスワード設定) => N Remove anonymous users?(匿名ユーザー削除) => Y Disallow root login remotely?(remote connectは許可しない) => Y Remove test database and access to it?(テストDB削除) => Y Reload privilege tables now?(権限リロード) => Y
ちなみに、HerokuのデフォルトDBである『PostgreSQL』を試してみたい場合は拙著『Mac MountainLionへのPostgreSQLの導入手順』を見ながらインストールしてみてください。(時間ができたらMabericksで動作確認してタイトル直しますw)
🐠 rbenvの設定
まずは、「sstephenson/rbenv-default-gems」をインストール。
git clone https://github.com/sstephenson/rbenv-default-gems.git ~/.rbenv/plugins/rbenv-default-gems |
あとは、デフォルトでインストールするgemを追記。
bundler |
次コマンドを実行して、vimで~/.zshrc
を開きます。
vim ~/.zshrc |
ファイルを開いたら次の内容を追加。
if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi |
編集が完了したらターミナルで次のコマンドを実行。
source ~/.zshrc |
次にインストール可能なRubyのバージョンをチェック。
rbenv install -l |
最新のRuby(2.1.0など)をインストール。(xxx-dev, xxx-rc1などは開発版などのため除外)
rbenv install 2.1.0 |
上記のコマンドの完了後、Ruby -v
を実行して2.1.0
などの結果が帰ってくれば成功。
さらにbundle exec
を省略するために『rbenv-binstubs』をインストール。
mkdir ~/.rbenv/plugins |
次に次のコードを実行。
mkdir ~/.bundle |
これで設定は完了です。一点注意点としては、今後は新しいプロジェクトを作成したら次のコマンドを実行する必要があります。ついつい忘れがちになるので注意が必要かも。
(パス/to/project
はプロジェクトのフォルダを表しています)
cd path/to/project |
👽 Railsのインストール
ここまで本当にお疲れさまでした。ということで本題のRailsのインストールをします。
gem install rails |
コマンドの完了後に、rails -v
を実行してエラーが出なければ成功です。
この先、HerokuにPushするようなアプリケーションを作ってみたい場合は
初心者な方向けには、『Rails x Heroku 完全初心者向け チュートリアル』がお勧めです。
Railsを触ったことがある人には、拙著『Rails4でheroku Pushまでの最短手順』を試してみていただければ幸いです。
🗻 Tips集
Rictyのインストール
プログラムに最適なフォント『Ricty』を超簡単にインストール
プログラミングに最適なFont Rictyをインストール。
Macの基本設定
コンピュータ名を変更。
アプリケーション >システム環境設定 >共有 >コンピュタ名 >(変更)
Pythonのインストール
Python開発環境構築 徹底解説
すごくシンプルなインストール手順ですが良かったらぜひ!
🚕 Mountain Lion => Marvericksへのアップグレード
Homebrew周りでアップグレードした時のメモ。
xcodebuild -license |
🗽 ImageMagick/Rmagickのインストール
ImageMagick/Rmagick周りでハマったのでメモ。
brew uninstall pkgconfig && brew install pkgconfig |
🍮 参考リンク
エンジニア Mac アプリ 環境 おすすめ - mizchi’s blog
rbenv に変更した後 bundle install できない件
githubにpushするときのパスワード入力を省略する - 僕の車輪の再発明
Mac OSXでR言語(+RStudio)をhomebrewでインストール
OSX - Mountain Lion にアップグレードしたら homebrew が動かなくなった場合の対処 - Qiita
😸 変更来歴
(03/28 07:40) RStudioに関するスクリプトを追加
(09/27 14:55) rbenv-default-gemsの記述を追加
(12/22 21:10) Homebrewのインストールコマンドを修正