Google Anatlyticsは無料で使えるツールでは考えられないほど機能が充実しているし、見ていればアクセス解析をしている気分になれます。でも本当に大切なことは『数字を見る』ことではなく、『サービスの強みの強化と問題点のあぶり出し』を行ってより望むべき結果を得ることだと思います。
そんなことを考えている僕のようなWeb解析初心者の方が、『アクセス解析を行う上での思考法』を知ることができる書籍「無料でできる!世界一やさしい Google Anatilytics アクセス解析入門」の紹介です。
さっそく、この書籍の中から特に印象に残った点をピックアップして紹介します。
🐝 「守りのアクセス解析」と「攻めのアクセス解析」
『守りのアクセス解析』とはGoogle Analyticsから定形の状態取得を行ってWebサイトの状態を把握すること。人間でいえば健康診断のようなもの。逆に『攻めのアクセス解析』とは、分析する人が必要とするデータを抽出して、改善点を洗い出すこと。人間でいえばドクターが勘と経験を頼りに診断するようなもの。
この考え方は一見当たり前の内容ですがAnalyticsを使って解析をしているとすごく納得できる言葉です!
🎳 Ri-Turban’sの法則
Ri-Turban’sの法則とは次の考え方です。
Recognized (認識し) Interest (興味を持ち) ------------------------------------------ Trust (信頼し) Usability & UserExperience(サイトが使いやすく、快適で) Risk Hedges(リスクを避け) Benefit(メリットを考慮し) Affrmative(購買を肯定し) ------------------------------------------ Needs&Wants(必要、もしくは欲しいので申し込む) Surprise(驚くような結果で満足度を得る)
Ri-Turban’sは、集客 => 接客 => アフターフォローまでの最低限のチェックリスト(思考のフレームワーク)です。ユーザーの心理面を意識して、問題点をチェックする指標として考えられています。
また、このRi-Turban’sを使いこなすための方策の一例は次のとおりです。
Recognized (認識)、Interest (興味) => ランディングページ、検索ワード、直帰率など Turban => 前年自サイト・ほか媒体・前月との比較を行い、現状を正確に把握する => アドバンスドセグメントを活用してユーザー視点で仮説を立てる => コンバージョンの高い、効果的な集客ルートを探しだす => 弱点の補強と強みの強化をするための改善 => A/Bテストによって顧客の行動を正確に把握する
😎 Google Analyticsトラッキング設定の活用
Google Analyticsには、カスタムキャンペーンという機能があります。この機能は「参照元」や「メディアの種類」などの情報を追加したURLを発行して、Webサイトやアプリケーションへの訪問数を増やすもっとも効果的な方法を特定するための機能です。
Google Analytics カスタムキャンペーン URL 生成ツールでカスタムキャンペーン用のURLを生成できるので、ぜひ試してみてください!
🗻 まとめ
この本はGoogle Analyticsの使い方を細かく説明するよりは、どんなふうにアクセス解析を考えるべきかに重点を置いて書かれています。正直言ってGoogle Analyticsを学ぶときの最初の一冊目としては最適だと思います^^