スマートフォンアプリケーションのプロトタイピングの手法をきちんと勉強し直したくて、『プロトタイピング 実践ガイド』を読み直しました。
前半はプロトタイピングにおける重要なファクターを中心に説明していて、後半は実際にプロトタイピングをツールなどを使って
実践する方法について書かれていました。エンジニアが実装しながら、作りなおすのはなかなかコストが高いので、そこを抑える
ために企画・設計フェーズでのPDCAを実践するための手法としてプロトタイピングが説明されています。
リリース後にGrowthさせることもすごく大切ですので、バランスが重要ですが、プロジェクト・チーム内での意思疎通を図る
ためにはすごく大切なことだと考えています!
今回はいつ戻おり、自分の頭を整理するための俺得メモです。
(わかりにくい部分が多いと思いますが、ご容赦ください)
🗽 スマホアプリケーションの開発が難しい理由
スマホアプリケーションの開発が難しい理由は次のとおり。
* スマホアプリには従来の設計書やデザインカンプのみでは伝わりづらい情報(インタラクション)が多い * 仮説を元にした「本当に使いやすいUI」を検証するフェーズがないまま、実装に入る * ユーザー視点での設計が難しい(ユーザーは自分の目的さえ達成できていればいい)
🚌 プロトタイピングのメリット
* 実物に近いものを確認しながら、初期フェーズで使い勝手を検証できる * 第三者からのフィードバック(FB)をもらいやすく、もらったFBを元にPDCAを回せる * 見落としを見つけやすく、実装前の手戻りを削減することができる
プロトタイピングでもっとも大切なことは、そのサービスがユーザーが行いたいことが円滑に達成できているか、
ユーザーの求める情報を適切な方法とタイミングで提供できているかといった、ユーザー視点を貫徹すること
がもっとも大切となる。
🚜 ペーパープロトタイピング
紙にUIを手書きしてプロトタイプを作成し、その使い勝手を検証する手法です。
プロジェクトメンバー全員が高いレベルでプロダクトの認識合わせを行うことができます。
また、紙なので柔軟性が高く、手軽にすばやく、フィードバック・ループを回すことができます。
ただし、一定の精度を保った上でPDCAのスピートを重視することが大切になります。
😼 ツールを使ったプロトタイピングの目的
スマートフォンやタブレットを使って、実物に近い状況で動きも含めたUIを確認できる。有名なツールは次のとおり。
画面遷移を含めた動きが簡単に作れるプロトタイプツール
簡単な操作とプロトタイプに関する相互コミュニケーションが容易になるツール。
反面、複雑なインタラクションの再現は難しい。
画面内の動きを細かく作成できるプロトタイプツール
複雑なプロトタイピングを実現できるツール。ネイティブのような動きを再現できる。
反面、学習コストが高い。比較的規模の大きなプロジェクトでデザイナードリブンでプロトタイプを作る場合に有効。
もし仮に、エンジニアがプロトタイプを作るのであればiOSなXcodeのStoryboardで作ってしまう
ほうがいいかもしれない気がします。
🚕 問題解決の仮設の建て方
問題解決の仮設の建て方は『5w1h』をフレームワークにして考える。
who => 対象となるユーザー when/where => ユーザーがいつ、どこで使うかの状況 what => ユーザーの目的・ゴール how => ユーザーがどんな手段を使うか why => どうしてそのユーザーが使うかの理由
既存のプロダクトに対する不満や要望などの「理由」、結果に満足しているかといった「結果」を意識すること。
プロダクトを開発するにあたって、どんな問題を解決したいかを意識することはすごく大切。
🐯 参考リンク
アプリ制作でプロトタイピングを導入する前に知っておきたいこと