酒と泪とRubyとRailsと

Ruby on Rails と Objective-C は酒の肴です!

『小さなチーム、大きな仕事 完全場』で学ぶエンジニア主導のものづくり

小さなチーム、大きな仕事 完全場』を読みました。「自分に必要なもの」を「作る」こと。その行為こそが、一番大切だという言葉は37signailsを世界的なネットサービスの企業に育て上げた著者だからこそ伝えられる言葉だと思います。

一般的なメディアで持ち上げられるような成功者とは違う、『成功する確率を上げる』ために必要なことをシンプルに貫く実践論が書かれた良本です!

自分に必要なものを作る

この本の素晴らしいところは最低限の前置き以外はすべて『成功』を勝ち取るためには「何をなすべきか」という点にフォーカスしている点です。そして、この本の中で一番最初に著者が伝えようとしているメッセージが『自分に必要なものを作る』ことです。アイデアを考えることには何の価値もなく、作ることにこそ価値があるというのはエンジニアとして非常に心に響く言葉です!

スーパーファンを惹きつける『視点』を持つ

自分がつくる「もの」を熱心に使ってくれるスーパーファンを惹きつけるための『視点』をもつことも大切だと思います。顧客にその『視点』で何を伝えられるかが大切だと著者は説いています。

できるだけ何も持たない

「自分に必要なものを作る」を作るために必要不可欠なモノ以外は持たないこと。世の中の常識を捨て去り、「自分に必要なものを作る」というルールだけを守ることは何よりも大切だと思います。Railsは37 SignalsのBootcampというWebアプリに必要な機能以外は付けないそうです。そうすることで世界でも最多の(と思われる)ファンが居るフレームワークに育て上げました。

質にこだわり、前に進む

スーパーファンを惹きつけるために質にこだわること。その途中で迷う時には、「前に進むこと」が大切。またもしそのために期間がたくさんかかるなら、徹底的に「やること」を減らせばいい。また「前に進む」ためにはモチベーションを生み出し、保ちつづけることが何よりも必要なことだと思います。

『捨てる・諦める』勇気

沢山あるTODOや、見積もりよりもずっと長くかかる時間は『捨てる・諦める』勇気を持つことが大切。時間は限られたあなたの大切な資産です。だから、その資産の中で確実にできることで前に進もう。また、見積もりよりもずっと時間がかかるタスクがある。そのタスクは、それだけの価値しか無いんだから思い切ってそのタスクを捨ててしまおう。この考え方は、真面目であること、やり切ることを美徳とする日本人には中々受け入れがたい思想です。ですが、だからこそ『捨てる・諦める』勇気を持つことが『成功』を勝ち取るために最も大切なファクターだと僕は思います!

『自宅で良いモノ』を作れ

普通に商品の買い物をすると『顧客の声や広告』、『販売店の店頭でよいもの』を買うと思います。すると、大体の場合は家に持って返って買い物をしたことに後悔します。一方で本当にいいものは『自宅で使えば使うほど良いと感じるモノ』です。そういったものは、使った人が他の人に紹介をします。そういったものはファンを増やすとともに、ファンとの長期の関係を築く事ができます。

さいごに感想

「自分に必要なもの」を「作る」ことについて書かれた部分を中心にピックアップしました。実際には、チームを作る上で気をつけることや文化を醸成するために必要なファクターなど面白い内容が盛り沢山ですので、もしまだ読んでおられなければ是非!

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