一番やさしい新しいSEOの教本を読みました【書評】


お仕事でSEO対策によるPV改善が必要になったので、上司から進めていただいた『いちばんやさしい新しいSEOの教本』を読みました。

感想としては内容もわかりやすくて、SEOに関する体系的な知識を獲得するのにすごくいい本だと思います! ちなみに、Kindle版はすき家の牛すき鍋定食よりも安いので、kindlerにもオススメです!

今回は、この中で特に参考になった点を中心にメモしていきます!

(2015-01-02 22:35) 書籍を読み直して加筆訂正


🏀 どんな目的の訪問者に来てほしいページかを考える

Googleは検索キーワードに対して、「もっとも多くのユーザーが見たいページ」をランキングけっしていている。逆の言い方をするとキーワードには「訪問者の目的」が込められているといえます。それを前提として「どんな目的を持ったユーザーに来てほしいか」を考えて、タイトルやコンテンツを作っていく必要があります。

次のようなフローでコンテンツを考えて、サイトを作りこむ必要があります。

  (1) 訪問者の目的
  (2) キーワードの選定
  (3) 検索結果に表示
  (4) コンテンツ準備
  (5) ページ内の行動
  (6) ページ・サイトの目的

🎂 検索結果画面はサイトのトップページと考える

検索結果画面はある意味でサイトのトップページと同等のものであるといえます。その前提に立って、ユーザーに魅力が伝わるようなタイトル、説明文にすべきです。

🐡 ユーザーが検索するキーワードを使う

Googleのオートコンプリートの機能や、Googleのキーワード検索ツールなどを使って検索候補、検索ボリュームを調べる。そうすることで、訪問者が使う・知りたいキーワード・目的を意識したサイト作りができます。

Google AdWords キーワード プランナー

🎳 Googleで検索されにくいニーズもある

検索されやすいキーワードを選ぶことがとても大切!

検索されやすいニーズ => 羽田から成田への移動手段が知りたい
検索されづらいニーズ => 誕生日・イベントで最高の体験を提案するサービス

🐹 中間階層のページ(カテゴリページ)を重視する

中間階層のページ(カテゴリページ)は、地名などの定型のカテゴリと、独自カテゴリがある。独自カテゴリは人気キーワードに合わせて選定でき、競合が少なければSEOで優位に立つことができるので、重視すべき。また並び順も人気順にしたり、階層構造は人気キーワードをできるだけ浅くする(Topに近付ける)ことが大切になる。また、検索したユーザーのニーズにマッチしたページになるようにカテゴリの粒度を調整するべき。

🍣 メッシュ型のリンク構造にする

Webページの階層構造で上から下へのリンクをはらないのではなく、どのページからみても上下、同列でリンクが貼れるようにすると、検索エンジンのクローラビリティが上がる。

メッシュ型のリンク構造において、重要となる要素は次のとおり。ここでも人気順にすることが大切。

  (1) パンくずリスト
  (2) 下層へのディープリンク
  (3) 同列横階層への水平リンク

🍄 細かい施策

実例とともに出ていた細かい施策案です!

  (1) 細かくアイテムキーワードの対策を行う
  (2) ブランド名 x カテゴリの組み合わせ(クロスカテゴリ)のページを作る
  (3) トレンドワード、季節ワード、恒例イベント、有名スポットの対策ページを作る
  (4) ハウツーワードの対策ページを作る
  (5) エリアカテゴリや店舗単位のページを作る

🗻 重複ページを作らないようにする

一覧ページは、絞り込みや並べ替えなどのソートが別のURLになると、重複コンテンツとしてみなされる場合があるので、cannonicalタグなどを利用する。

😼 ターゲットとなる訪問者とそのキーワード

ターゲットとなる訪問者はどんな人かを考えて、ターゲットとなる人が検索で使うであろうキーワードを書き出す。キーワードの検索ボリュームや競合度合いを調べて、対策しやすく、重要なキーワードにマッチするコンテンツを作っていく。

🐞 リダイレクトがどうしても必要な場合

リダイレクトはSEOへの影響があるため、できるだけ変更しないことが望ましい。どうしても変更が必要な場合は、301リダイレクトを用いる。リダイレクトを行ったら、次の方法を用いてリダイレクトが成功していることを確認。

 (1) ChromeのDeveloper Toolなどでhttp statusを確認する
 (2) Googleの検索ボックスで cache:http://example.com/sample で検索。キャッシュされたURLが新URLと一致することを確認

🚌 クロールバジェットについて

サイト当たりに検索エンジンがクロールするページ数のことを『クロールバジェット』と呼ぶ。cannonicalを徹底して、重複を排除したり、削除したページを404にするなどが大切。

🐮 PC用とスマートフォン用のページを別々に用意している場合

モバイル設定を選択する - ウェブマスター向けモバイルガイド

Googleはレスポンシブデザインを推奨しているそうだけど、ここまで明確に書かれているとは思わかなかったです。

🐯 あとがき


SEOの書籍はこれまでいくつか読んできましたが、ここまで内容が具体的で充実している本はなかなかお目に書かれたことがなかったので、かなりありがたかったです! もし、興味があればすき家の牛すき鍋定食よりも安いので、kindleでぜひ読んでみてください!

😎 変更来歴

(2014-12-31 19:00) 新規作成
(2015-01-02 22:35) 書籍を読み直して加筆訂正

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