2013年9月13日にmixiで開催された『共感で駆動するプロダクト開発の始め方と進め方』の勉強会に参加しました!
Agile開発の入門的位置付けの勉強会ですが、なかなか内容が濃かったのでおもしろかったです。あとは最後の30分はグループを作ってほかの会社さんのAgileでの苦労話なんかを聞けたのも、すごくためになりました!
この記事では特に印象に残った部分を残していきます。
🍣 目標と目的は違う
目標は『客観的、定量的、efficiency(効率)、失敗はマイナス、評価』、目的は『主観的、定性的、effective(効果)、試行錯誤して、向かうべき先』という言葉は心に響きました。個人的には長期の目的に向かって、短期の目標を達成することが重要なんだと思います!
🐠 顧客と長期の関係を築く
本気で顧客と関係には『取引型』と『関係型』がある。取引型は一時限りで現在に注目するが、関係型は長期的に注目する。そうするためには、互いの期待を可視化する必要がある。
👽 インセプションデッキ
インセプションデッキとは10個の問を通して、WhyとHowを明らかにするためのしくみです。「しかるべき人が集まっているか?」「プロジェクトがしかるべき方向に向いているか」を明らかにするためのしくみ。
インセプションデッキでのWhyとHowの切り分けには次のような方法があります。
* Why => 要求収集(epic) => Howをするパターンが基本形 * Why => How => 要求収集が、やるべきことをわかっている状態 * Why => How => Go/NoGo => Why => Howはプロジェクトの開始判断に使う
また、インセプションデッキには次のような弱点があります。
* 顧客ターゲットが置き去りになりやすい。 * 相手の準備ができていなかったり、過度な期待をされる。また時期を逃している * デッキは常に更新する必要がある。だが、だからこそスタート地点で作ることが必須 * 関係者の自分事感が足りない。そのためには本質に向き合うための問いが重要 * ROLE PLAYING INCEPTION DECKを使うことでたくさん練習と失敗が必要 * いきなりやらないことは出せない => 開発の期待とスコープを明らかに
🐰 SECIモデルについて
SECIモデルとはチーム内の暗黙知を理解して、ドキュメント化して形式知にする。そして形式知が連結化される。そうすることで新しい知識を発見するためのしくみ。
From 情報システム用語事典:SECIモデル(せきもでる)
🐡 タスクボード
タスクボードではプロジェクトの目標や状態に対してチームが同じ考えで、早めにアクションを行うために透明性を重視する。また、タスクボードはそのまま使うのではなく、チームの枠組みに応じて、工夫することで全員が効果を実感できることが多い。
以下はタスクボードの工夫のしかたの一例。
* DoingとDoneの間に「Review」を追加することでReviewを可視化する * 「Ready」をTodoの前におくことでReadyにすることで前提条件の問題を解決を目指す
タスクボードの最終目標は、企画 => デザイン => 開発 => リリース => 効果測定までを一括で判断できると「価値の提供の流れ」をタスクボードで見えるようにすること。
😀 タスクボードで意識するポイント
タスクボードで意識するポイントがあったのでいくつか参考程度に!
* Whyを確認して、タスクを明らかにする * お互いにツッコミを入れること * タスクの粒度を適切にすることが大切 * タスクボードは常に最新に保つ * 繰り返し使って、何度も継続できる仕組みにすることが必要