ここではシェルスクリプトでよく使うTipsをいくつか紹介します。
🚜 前のコマンドが失敗した場合実行:||
シェルのOR条件「||
」は前のコマンドが失敗した場合に実行するコマンドを記述するためのものです。
cat text.txt || touch text.txt |
😀 シェルの特殊変数
シェルによって自動で値が設定される特殊な変数を紹介します。
特殊な変数 | 説明 |
---|---|
$? |
直前に実行されたコマンドの終了ステータスが設定される変数 |
$! |
バックグラウンドで実行されたコマンドのプロセスIDが設定される変数 |
$$ |
コマンド自身のPID(プロセスID)が設定される変数 |
$# |
実行時に指定された「引数の数」が設定される変数 | |
$@ 、$* |
実行時もしくはsetコマンドで指定された全パラメータが設定される変数 |
$1 、$2 .. |
seコマンドもしくはシェルのN番目の引数が設定される変数 |
$_ |
最後にマッチした変数 |
🐮 応用:スクリプトで受けた変数をコマンドに引き渡す
Shellスクリプトを作ってそのシェルで受け取った変数をそのまま別のコマンドに引き渡す場合は次のように書きます。
exec /usr/bin/docker "$@" |
ちなみにexec
は「指定したコマンドを実行して終了するコマンド」です。