RailsやRuboCopに関するTipsをいくつか紹介します。
😀 RuboCop
Rubyのコーディングルールのチェックを行うツール「RuboCop」を扱う際に捗るTipsを紹介します。RuboCopを使うことでチーム内でコーディング規約に違反しているコードを自動チェックできます。コードレビューで不要な指摘もなくなるので、チーム開発の際にはぜひ使ってみてください。
警告をコメントで無効化
コードの中の一部だけ例外的にRuboCopの警告を無視したいケースでは次のようにコメントを書いてチェック対象外にします。
警告を複数行で無効化
rubocop:disable
の後に無効化したい警告を記述します。
# rubocop:disable Style/XXX |
すべて無効化したい場合はrubocop:disable all
とします。
一行だけ警告を無効化
rubocop:disable
を無視したい行に記述します。
DoSomething.execute # rubocop:disable Style/XXX |
🐝 magic commentの除去
# -*- encoding: utf-8 -*-
といったmagic commentがRuby 2.0以降不要になりました。古いコードをキレイキレイするときには次のコマンドで駆逐しましょう。
# マジックコメントの削除 |
🤔 delegateメソッド
ActiveSupportのdelegate
メソッドは別のオブジェクトに処理を委譲する設定です。
class Greeter < ActiveRecord::Base |
delegate
には次の2つのオプションがあります。
allow_nil: true
=> 委譲先がない場合はnil
を返しますprefix
=> delegateしたメソッドにprefixをつけることができる
🍣 HashのキーをSymbolにする
Active Supportのメソッドで、HashのキーをSymbolにする方法です。
{ 'hoge': 1, 'fuga': 2 }.symbolize_keys #=> {:hoge=>1, :fuga=>2} |