便利コマンド

トラブルの調査では、基本的にはログや応答のメッセージを確認し、手元で再現試験を行うことで原因の切り分けを行います。以下はネットワークのトラブルシュートで活用できるコマンドの一覧です。

🎃 ping

ICMPエコー要求およびエコー応答メッセージを利用して、IPレベルでの接続性の検査を行うコマンド。

ping 192.168.1.1

IPパケットの生存期間を表すTTLフィールドを1ずつ大きくした値のIPパケットを指定したホストに送信し、経路上のルータを集めるコマンド。IPによるパケット転送の経路上で、どこまでパケットが到達したのかを確認するために利用。

traceroute www.yahoo.co.jp

ホストに搭載されているネットワークインタフェースとそこに割り振られたIPアドレスの情報を取得できる。

ifconfig -a

OSが管理しているARPテーブル(IPアドレスとMACアドレスの対応表)の情報を表示するコマンド。

arp -an

サーバ上において特定のポートを使用するサービスが接続を待ち受けているかどうかを表示するコマンド。

netstat -an

LISTENというステータが接続の待受けを表す。期待するポートがLISTENになっていない場合はサービスの起動が成功しいない可能性がある。

稼働中のプロセスがどのファイルをオープンしているかを表示。

lsof -i

DNSサーバに対して名前解決のリクエストを送るコマンド。

dig A www.soum.co.jp

パケットキャプチャを行うコマンド。ネットワーク通信に問題がある場合の原因調査に使う。

tcpdump -i eth0

TCP通信の内容を直接操作する。

telnet [hostname] http

10文字のランダムな文字列を生成するコマンドです。fold -w のオプションを変更すれば任意の文字数で表示できます。

cat /dev/urandom | base64 | fold -w 10 | head -n 1

複数のコマンドをパイプでつないでいるのでそれぞれのコマンドの紹介です。